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１日目
えーわたくし林周作
日本に元気をという事で
24時間テレビ 自転車は国境を越える
に、出演することになりましてね
まぁ皆さまご存知だとは思いますが
その時のね
裏レポートみたいな感じでね
お伝え出来ればなーなんて思っています
えーエンディングは？
４日の？夕方にQuimperで？
OK、そういう事なんで
では、行ってまいります
11:00
Angersを出発
予定より2時間遅れだが、まぁ問題ない
バックパックを自転車に装着し出発
装着不備の為Angersの時点で何度かバックパックを落とすも
もうしっかり結べるようになったよ
14:30
Candeに到着
日本で自転車の旅をする時、地図は持たない
それは私が地図の読めない乙女だからっ
ではなく
目的地への大体の方角、標識を確認しながら進むと辿り着けるからね
だけど、当然ココは知らない土地
ビックリするくらい知らない名前の街だらけ
Bretagne地方へ向かっているのかさえサッパリだったので
太陽の方角のみを頼りに田舎道(ほとんど牛の農場)を進むこと3時間半
やっと街っぽいトコに辿り着いた
箱を開けるも全然ちっさな街だったが
喉がｶﾗｯｶﾗだったのでとりあえずスーパーを聞くも1km先にあると言われ
ちょっと力や毛が抜けつつも
抜ける毛だけはなんとか食い止めた
毛だけは、毛だけはと抜けさせねえぇと熱い思いでスーパーへ向かう
生まれて初めてのレッドブルさんの力を借りた
まず炭酸という事に驚き
そして、あのみなぎるパワーに驚いたぜ
一缶飲みきるとファサファサ翼が生えてだして恥ずかしくなって森で切り落として
それでも走ってる途中に少し生え出してくる
くらいのエネルギー
噂には聞いていたがマジでやべぇぜ
レッドブルって法律の違いから世界各国で入ってる成分が違うらしいぜ
中でもｵﾗﾝﾀﾞのはエネルギーが半端じゃないらしいぜ
空け口がカワユス
ここに来て、日本に送るようの写真を現像する事に
まぁよくある感じのセルフの機械で
ところがココで大問題
お釣りが帰ってこないのだ
うぁ、店員さん呼ぼうと思った瞬間目に入ってしまった
お札のお釣りは出ませんよ的なイラストが
知らねぇよーもっと大きく書けよーイラストをよぉー
とか思いながらも現実を受け入れ
その６ユーロでできる事を想いモゴモゴしながら街へ戻り
まぁ無事に郵送を終えーの
新たなお菓子屋を求めてお菓子屋さんへ
あたしゃこの街に長く住んでいるが、この街の特産なんてもんはねぇ
と店員さん
仕方なくAngersでも売ってそうなお菓子を購入
あ、なんでかココでは20ｾﾝﾄまけてもろたな
そして、小さな公園で 撮影会兼 試食会兼 飲み会兼 オフ会兼 女子会 を済ませ
次の街へ
19:00
Isséに到着
何も無い
おばあちゃんから水と魔王を倒す手掛かりとなる紋章を頂く
通過
20:00
la Meilleraye de Bretagne 到着
今、地図を確認しているのだが
あり得ないルートミスをココでしていたようだ
が、まぁ仕方ない
そしてこの街にも何もなかった
通過
そこから出発するもまたまた10kmくらいの牧場地帯へ
しだいに暗くなり始め
ポツポツとある家の方に頼むわけだ
泊まらしてくんねぇか
寝れるだけでいぃんだがよぉ
おねげぇえだぁだすげでぐんねぇがぁのぉ
明日の朝早くにはすぐ出っからよぉ兄ちゃん
そこを何とかおねげぇできねぇかい
わりぃこたぁしねぇかんよぉ
そぉ言わずによぉ～
バタンッ
なんてしつこくは言ってないケド
そしてバタンッてのもないケド
ってか 頑張ってね と一声いただくくらい皆優しいんだケド
ぁあ、日本とは違うな
鳥取でやった時は罵声を浴びさせられる程だったな
遠い目
10軒くらいは頼んだんじゃないかな
お分かりの通り
今アップしているのも、地図で確認出来ているのも
ある心優しいお方が私の要望を引き受けてくれたからであります
ココに辿り着くまでに感じていた夜の寒さや街灯の無い暗闇からの動物の声、
白くうっすら見える人影、すっごく綺麗な沢山の星空なんかに怯えていた事を思うと
ほんと感謝
22:00
牧場地帯から見える小さな光
と、桃源郷じゃぁ
と私の中のおじいちゃんも少々興奮気味の中
Marsacという小さな小さな町に到着
そして泊まらして頂きたく参ったとのことを伝え回ること三軒目
この家のご主人が快く受け入れてくれたのだ
この家に着いて
コーヒーを飲みながらお話をする事1時間半くらい
明日の朝Bretagneの郷土料理のガレットを作ろうという事になって
夜中だってのに、わざわざ私の為に生地の仕込み方を教えてくれたんだよ
生地は前日から寝かさないといけないそうだ
夜中の生地作り
先程あったかいシャワーも浴びれたし
布団もとってもあったかいし
一日の疲れが解消されたよ
そうだ、着いた時にご飯まで勧められたな
さすがに頂かなかったけど
本当に優しさを感じるよ
明日も楽しみだ
本当に本当にありがとう
おやすみ
