ありそうで無かった、スマホチョコを発見。
こんにちは。
今回はAngersのスペシャリテでは無いお菓子もご紹介したいと思います。
こちらは、南仏のモンテリマールという街の郷土菓子“Nougats de Montélimar”。
日本でもたまに見かけますが、
なかなか日本人の口には、、、甘すぎる。。
そんなに食べないケド個人的にはこのお菓子の存在は好きです。
フランス全土にあり、よく見るお菓子なので皆よく食べるのでしょうな。
二切れ買ったけど完食まで1週間以上はかかりそうだな。
写真みたいに、色んな種類の味があり円形に並べてます。
お味は、ナッツとフルーツやチョコ等の組み合わせで可能性は無限大。
“Nougats de Montélimar”というお菓子が、
どんなモノかご存知でない方も多いかも知れません。
ので、ご説明を!味を想像してみて下さい。
卵白に煮詰めたシロップ、ハチミツを泡立てながら合わせます。
そこにナッツ類やドライフルーツを加え冷やし固めたお菓子です。
非常に甘いので一切れでもう十分。
“Nougats de Montélimar”(モンテリマールのヌガー)と名乗るには規定があり、
全体量に対し28%以上のアーモンドと2%以上のピスタチオ、
25%以上のハチミツを含まなければいけません。
なので、厳密には規定を満たしていないものはただの“Nougats”です。
※街のお菓子屋も“Nougats”の表記のみでした。
モンテリマール近郊はラベンダーの名産地でもあるため、
ラベンダーのハチミツを使うのが特徴です。
水分をしっかり飛ばした卵白は、湿気に弱いのでしっかりラップされています。
写真右は、フォンダン“fondant”という砂糖を再結晶させて作るコンフィズリー。
ヌガーのついでに一つだけ買ってみたら、衝撃走る美味さ。
バリエーションの広がりにも可能性を秘めているのでので、面白いかも。
それにしても今までの中での トップオブフォンダン だったな。
↑カシス+アーモンドのヌガー&アーモンドのシンプルヌガー
右はルリジューズ“religieuse”。発音難し。。。
クリームを詰めたシュー生地を二段に重ねて、
フォンダンとバタークリームでデコレーション。
日本でも見かけますが、こちらではパン屋でも作ってるくらいなんで荒いです。
ルリジューズとは修道女、尼僧のこと。
1850年頃、パリの菓子店Frascatiが修道女をイメージして作ったお菓子だそう。
当初シュー生地の菓子を重ねて作るピラミッド型だったようですが、
後にコーヒー、ココア、ヴァニラなどの香りをつけたクレーム・パティシエールを
詰めた現在の形となりました。
シューの周りに絞ったクリームは修道服のひだの襟飾りのイメージだそう。
という事で、コレはパリ発祥のお菓子だそうだ。
パリの小奇麗なお菓子屋さんだともっとスタイルの良い修道女が並んでおります。
日本でコレやってるお店あるのかなー、ヨーロピアンスタイル包み方。
四角錐バージョンもあるが、どちらもよく見かけるカタチ。。
お菓子にとっては雑だが、無駄が無くて好きです。
袋も無くてこのままてで持って帰ります。
ルリジューズもお店によって全然印象が違ったな。
ゼラチン?ってくらいクリームがブリブリだったりも。。。
シューの皮は日本のシュークリームほど柔らかくは無いが、割と柔らかめだったな。
基本外で撮影するときはベンチとか地面とか。
形崩れるので、買ったらスペース見つけて即撮ってます。
こちらはパート ドゥ フリュイ“pate de fruit”
果物の果汁を砂糖と共に煮詰めて、ペクチンで固めたもの。
四角くカットして砂糖をまぶして、出来上がり。
周りのジャリジャリ砂糖とブリブリ果汁が美味しいです。
基本的にとても甘いので特に酸味の利いたものの方が
バランスが取れて美味しいと個人的には思います。
日本もフランスも味にそこまで違いは無いです。
違いといえば、
フランスのモノは粗いのもよく見かけますが、日本で見るものは全て整っている。
という点。本当に日本には粗いpate de fruitは無いんじゃないかな。
と、今回はフランス全土で、そして日本でもよく見かける
3種類のお菓子を取り上げてみました。
こうやって現地の物との味比べ見比べは、じっくりやるから面白いです。