郷土菓子研究社のツールドフランス 十一日目
Reims→Somme-Suippe
本日は7時からマダムと共にSHAMPAGNE工場へ出発
朝日も昇る前に工場に到着すると
それはそれは大きな工場
話に聞くと450人も従業員がいるらしい
その中でもマダムは役職が上の方なのだろう
マダム用の仕事部屋があったからね
さてさて、挨拶を済ませ
白衣に着替えて、いざ工場の方へ
前日の勉強の甲斐あって
スムーズに理解
シロップ注入してるトコやら
ブレンド前のタンクやら
酵母用のタンクやら
澱を除く工程やら
見所満載でかなり楽しめたな
ゆっくり40分くらいかけて説明して頂いたんじゃないかな
どうもありがとうございまいました
しかも
プレゼントのエプロンまで頂いちゃって
何から何まで。。感謝
お礼を言ってお別れした後は
Reimsの街散策
月曜に開いている店も少なく少し残念だったが仕方が無い
今回のお菓子はSHAMPAGNEが中に詰まったショコラ
マジな液体入りで驚きながらも
ナイフで切らずに本当に良かったと安心
シャンパーニュ地方のお土産として有名みたいです
さすがに工場で作っているのでしょう
Biscuit Roseというシャンパン入りの生地を焼き上げたお菓子も有名なのだが
これを各お菓子屋で作っているような事も無く
工場でお土産として出回っているのしか無いみたい
そうとは知らなかったので残念
Angersでも売ってるしなぁ…
とまぁ大した発見も無くこの街とはオサラバ
ココから次の街までが長かった
移動中に関してはひたすら何もなかったので何も書くことは無い
そして時は過ぎ、夕刻
私はとある小さな小さな村へ辿り着いた
久しぶりに見る村に少し興奮を抑えながらも
私は宿を探したんだ
ココは小さな村
村人の数といったってしれている
もしこの村で宿が見つからなければ更なる先の町を目指さなければならない
そうともなれば辺りは暗くなり冷え始めるだろう
確実に交渉成功させねば
と思いながら慎重に訪ねていった
そして
私は畑仕事中のおじいさんおばあさんに声をかけ
その方が泊めて下さると言ってくれた
すぐさま荷物を玄関に置き
私も作業を手伝いますよ
そう声をかけた
すると
おじいさんは疲れきった私をコキ扱った
卵のパック詰め作業をしている私に
遅い遅い
働け働けー
と怒鳴りつけられ
終いには大量の馬糞の処理をする重労働を課せられる始末
私はロボットじゃないのよ
なんで私だけこんな目に遭わなければいけないの
早くあの頃の生活に戻りたいわ
そう私は今日も星に願いを込めるのでした
つづく
:
:
つづく、じゃねーよ
失礼。ほんとに失礼そんなハナシじゃない
卵のパック詰めはほんと楽しく体験できたよ
マシンから大きさ別で容赦なく流れてくる卵を
詰まらせることなくパックに詰める作業はスリリング
これが本当
しかも宿探し中に断られたおばさん働いてるし
ビックリ
この奥のピンクのマダム
大量のナニカの糞は確かに存在したけど
自らそこに足を突っ込むという大失態を犯し
右足からカナリの悪臭を漂わすハメになったことはあった
それも本当
あと、星に願いを込める
私はそんな乙女じゃないです
:
一仕事終え、家に戻ると晩ご飯の準備が
野菜たっぷりスープに
産みたて卵の卵焼き
卵らしい卵臭さが全く無くて
逆に卵を感じないというかなんというか…
あんなにフレッシュ卵は初めてね
ごちそうさまでした
トリ1 トリ2 トリ3
本日泊めさせて頂いたのは
Galichet Denis,Deniseご夫妻
おやすみなさい
今晩は久しぶりのたっぷり野菜の混じった涙で
枕を濡らしながら