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-第三回-

 

EUROPE_『PACKAGE#A』


 

素朴な郷土菓子に素敵なパッケージ

 

今回はお土産にも喜ばれる事間違いナシ!

 

フランスの地方で出会ったそんなお菓子のご紹介です

まずは南仏は“Aix-en-Provence(エクサンプロヴァンス)”の郷土菓子“Calissons d`Aix(カリソンデクス)”

 

南仏特産プロヴァンスメロンのコンフィとアーモンドをペースト状に練り合わせて作ります

 

他にもオレンジやレモン、ピスタチオにスミレまでお味は様々

 

混ぜ合わせる素材によって上面のアイシングの色を変えたり

 

カラフルで可愛いお菓子

 

でもベーシックは 白 です

でかコルク!

 

これはワインの街ボルドーで出会ったパッケージ

 

お菓子の名前もそのまんま“Bouchons de Bordeaux”(ボルドーのコルク〉

 

くるっと丸まったチュイル生地の中にプラリネクリームが忍んでおります

 

何気なく食べていたケド

 

このお菓子をおつまみにボルドーワインなんてのも良いかも

こちらはボルドーワインの小さな街St.Emilion(サンテミリオン)のマカロン

 

1620年から作られているSt.Emilionのスペシャリテです

 

生地にボルドー特産のソーテルヌなどの甘口ワインを加えて湯煎で熱しながら作るそうです

 

焼き上げた紙から外さずそのまま袋詰め

 

ちょっと衝撃

 

表面に砂糖を振って外はカリッ、少しねっちり、素朴で温かいお菓子です

“Mouchous”(ムシュー)これはキス、口づけを意味するお菓子

 

ドキッとしますね

 

このお菓子はバスク地方の老舗“PARIES”のスペシャリテです

 

日本でも百貨店の催事で見た事のある方がおられるかもしれません

 

ヌチッとしたマカロンで噛むほどにアーモンドが広がります

 

素朴ながら素敵なお菓子

 

店内では、表面の十字の割れたマカロンがゴロゴロ積み重なっているのが印象的でした

 

さりげなくパッケージの緑赤白はバスクカラーで統一されてます

バスク地方はフランスで初めてチョコレートの文化が入った都市

 

歴史あるショコラトリーが沢山あります

 

写真左はそんな老舗ショコラトリーのディスプレー

 

老舗の重量感ある内装にカラフルにパッケージされた板チョコが輝いていました

 

写真右は“Beret Basque”(ベレバスク)

 

ベレー帽発祥の土地柄ならではのネーミング

 

上品なチョコレートのムースでした

バスク地方と言えばマジパン菓子“Touron”(トゥーロン)も忘れちゃいけません

 

派手過ぎ。。。

 

日本人には色がキツ過ぎて食欲を無くしそうですが、ホントに美味しいんですよ

こちらは南仏“Toulouse”(トゥールーズ)の郷土菓子“Gateau Broche”(ガトーブロシェ)

 

円錐のカタチをしたパッケージ

 

開けてみると...

こんな感じ

 

“Broche”=串

 

串の様に刺して回しながら焼きます

 

カタチは違えど、バームクーヘンのような感じですね

 

南フランス人の荒さとドイツ人の几帳面さがお菓子に表れているのでしょうかね

最後に“Lyon”(リヨン)の郷土菓子“Coussin de Lyon”(クッサンドリヨン)

 

第一回でもさらりとご紹介しました、リヨンの美味しいマジパン菓子

 

左の缶に描かれているのは“Guignol”(ギニョール)というLyon伝統の操り人形です

 

旧市街を歩いていたら彼をよく見かけます

 

下左のクッションはCoussin de Lyon定番のパッケージ

 

お菓子も奇抜ながらパッケージも負けてませんな

 

次回

 

フランスのパッケージに続き、その他ヨーロッパで出会った可愛いパッケージをご紹介します