お酒を飲む方も、飲まない方も、子供も、おじいちゃんも、誰でも知っているはず!!?
そんな世界的に有名なホワイト・キュラソー Cointreau は ここAngersで生まれた。
先日 Cointreau の工場見学へ行ってきたので、ココにまとめておこう。
トップのセクシーな女性はさておき、レッツゴウ工場。
Cointreau を作る工程*
まずは二種類のオレンジ果皮を乾燥させます。
一つは甘い香り、一つは苦い香りがします。全く違いました。
※持って帰ってきたので、近々 新装開店ROCKETさんに送ることにします。
ハイチのピガラードという品種のビターオレンジは水に漬けて戻した後、蒸留、
ブラジルのベラという品種のスイートオレンジはスピリッツに漬けた後蒸留します。
そのふたつをミックスし、スピリッツを加えて二回蒸留し、
オレンジの香りが濃厚なアルコール液をつくります。
そして水、シロップを加えて冷却し、濾過すると Cointreau の出来上がりです。
写真撮影が可能な場所は限られていて、企業秘密な部分も多いようです。
昔の参考資料が可愛すぎたケド撮影は断念。ネットにも殆ど乗ってませんでした。
ANGERSにお越しの際は必見ですな。
工場内は、オレンジの果皮のほろ苦く少し甘い香りが広い空間に詰まっていました。
工場内の見学が終わり、待ちに待った試飲です。
・一杯目、ロックで、ゆっくり香りを楽しんで頂きました。
氷を入れると白濁する、だからホワイト・キュラソーと呼ばれるようになったのだそう。
・二杯目“Cointreau Bubbles”ライムのカクテル。
・三杯目“Cointreaupolitan”クランベリーとレモンのカクテル。
最後はプチフールまで付いてきました。ビックリ。皆さんお酒も入って楽しい空間でした。
一杯ずつお兄さんのデモンストレーション付きです。9.8ユーロの価値アリですな。
試飲も終わり、最後は Cointreau アイテムの販売コーナーへ。
Cointreau 入りのチョコやアメ、瓶詰めのチェリーやドライフルーツなど様々。
私はCointreauケーキを購入。既にスライスされた状態でパックされていました。
エントランスにはオレンジの果皮オブジェ。高さが人の身長以上あります。
Angersの街を歩いていると、Cointreau製品を多数扱っているお店を発見。
紅茶・コーヒー・アメ・チョコ・クレープの瓶詰め・ババの瓶詰め、すべてCointreau入り。
ここでチョコクリームを購入。パンに塗って頂きました。Cointreau香る上品チョコパン。
街のお菓子屋やパン屋でもCointreau製品が沢山あります。お酒も普通に売ってます。
写真左の丸いCointreau印はチョコ・生菓子・マカロンと何にでも貼ってます。
どこのお菓子屋でも同じCointreau印です。そしてどれもしっかりお酒が効いています。
↑写真集。
工場の資料ゾーンは本当に宝の山。でも残念ながら撮影禁止。。。
仕方なくネットから少し拝借です。
左下の化け物みたいな人が良い味出してるんです。
資料によると昔コイツの製品が沢山あったようです。ピエロと呼ばれております。
その右も気持ち悪くて素敵。見にくかったら画像クリックでおっきくなります*
さらに右の胸の谷間でボトルを挟んでいる青い人も良いな。
Cointreau社の歴史*
1849年にフランスのアンジェ市の製菓職人アドルフ・コアントローと
弟のエドワール・ジャン・コアントローがフルーツを使用した蒸留酒を
作るところから始まります。
その後、エドワール・ジャンの息子エドワールが世界中から集めた
オレンジの果皮でキュラソーを作り出します。
その当時のホワイトキュラソーは甘みが強いものでしたが、彼はそれの甘みを
抑えて作っており、ラベルにはトリプルセック(Triple Sec、3倍辛い)と書かれていました。
実際に甘さを1/3に減らしたのではなく、たとえのような表現でしたが、
「Cointreau社のトリプルセックは甘さが控えめで美味しい」と噂になり、
それにより、Cointreauにとってトリプルセックという言葉が代名詞となります。
しかし、大勢の他メーカーがこれを真似し、
甘味を抑えたキュラソーをトリプルセックと名づけて販売するようになります。
Cointreau社は製品の真似をされるようになってからは、
トリプルセックの名前を外し、単にCointreauの名で売るようになり、現在に至ります。
Cointreau社の資料館にはマガイCointreauTriple Secのボトルがズラッと並んでいます。
100種類以上あったような。。。とりあえず物凄い量。
以上。Cointreau工場見学でした。
↓もしよければ、ご覧下さい。
セクシー過ぎるCointreau社のサイト。最初に生年月日をいれないと入れません。