10 days in Myanmar


第五綴

バガンは観光地としても知られており、観光客を見かけることも多かった。普段は市場やお菓子屋を巡っているので、あまり真面目な観光客ではないのだけれど、今回は早朝5時に着いたこともあったので、ホテルの前に遺跡から日の出を見ることにした。遺跡へは怪しい門番が鍵を開けてくれ、壁の狭いダンジョンのような遺跡を登り、屋上から朝焼けを待ったが、まだ真っ暗で街灯も無くあたりは何も見えない状態だった。次第に薄明るい平地にぽつぽつと遺跡が現れ、こんな中にいたのかと驚かされた。結局のところ、朝焼けは雲に隠れて見えなかったけれど、綺麗な景色は拝むことができた。ミャンマーの朝が早いからか、安宿の緩さか、ホテルは早朝でもチェックインさせてくれた。実は体調がピークに悪かったこともあり、宿の近くでサモサとパラータと油条とミルクティを食べて(脂っこいもの結構食べてる..)、薬を飲んですぐに寝た。薬局も7時半から開いており、ミャンマーの朝の早さにまた救われた。10日だけだから体調崩さないだろうというのが甘い考えで、日本の快適な環境に慣れてしまっていたんだと思う。鍛えよう。

 

バガンでの収穫はタマリンドを使ったお菓子で、練り込んだ甘酸っぱいグミのようなお菓子や薄いラムネのようなものだった。事前にヤンゴン在住の日本人の方もお気に入りと聞いていたので、楽しみにしていたけれど、ぼくも好きな味だった。酸っぱいもの好きな人は好きだと思う。ただ、タマリンドを使ったお菓子は全て工場のプロダクトで、バガンで一番大きな市場を一通り見たものの個人で販売しているお菓子屋が一件も見当たらなかったのは残念だった。

あと残念だったのは可愛い像の柄のロンジー(ミャンマーの民族衣装)を買ったのだけれどこれが女性ものだったことと、特段欲しくもなかったバガンの器をお友達プライスで買ったことだ。疲れのせいにしよう。これはBinowa Cafeで使います。

次回はミャンマー旅最後の町マンダレーへ。


出国まで

あと53時間