和を包む:手ぬぐい旅プロジェクト


 

前回のフランスからベトナムの自転車旅では、ホテルには泊まらず現地の民家を訪れて宿泊させて頂きながら旅をしておりました。

地元の方々とコミュニケーションを取ることで、ホテルでは体験できない、よりローカルな文化に触れることができました。貴重な体験をすることができました。

 

道中、宿泊させて頂いた御家族へお礼として、団子やどら焼きなどの和菓子を作って差し上げておりました。

和菓子に馴染みの少ない西欧・東欧・中東・中央アジア・西アジア・東南アジアで日本の文化を体験してもらい、私は各地の文化に触れる、異文化交流の旅でした。

 

2015年3月30日から始まるインドネシアから上海の自転車旅も、現地の民家を訪れ、旅を進めます。

今回は多数の手ぬぐい作家さんから約150本の手ぬぐいの協賛をいただきました。

お世話になった方々へ、日本の文化を包み、お礼に差し上げます。

 


注染手ぬぐい


 「手ぬぐい」という言葉を聞けば、私たち日本人の生活に古くから使われている、
馴染み深い布であることは、イメージ出来るでしょう。
手を拭く布としてはもちろんのこと、物を包んだり、最近ではインテリアやファッションアイテム
としても使われています。



今回のプロジェクトで使用する「手ぬぐい」は全て、 「注染(ちゅうせん)」という伝統的な染色技法で染められています。 「注染」は、明治時代に開発され、主な産地は、東京・大阪・浜松(静岡)です。 世界中どこにもない、日本にのみ存在する染色技法です。 染色方法は、読んで字のごとく、染料を注いで柄を染めていきます。 主な工程は、糊置き→染色(紺屋・壺人)→水洗→乾燥→仕上げとなっており、 一つ一つの工程には、熟練した職人の技が必要です。

こうして作られた「注染手ぬぐい」は、肌なじみの良い優しい使い心地に加え、 注染独特のぼかしや色の深さも同時に味わうことができ、今でも多くの人の心を惹きつけています。

参加作家一覧


星華集(せいかしゅう) 


星華集は童話や神話などを集め解釈したアンソロジーです。anthologyは花集めを語源とし、日本語では精華集と訳されることもあります。「星が輝き、華が咲き乱れる」そんな言葉の意味をこめて星華集と名付けました。新しいストーリーとしてちょっと毒のある、それでいて星のようにキラキラと、華のように甘く誘われドキっとするような、大人向けの選りすぐりの童話集をお届けしたいと思います。            



play on words(プレイ オン ワーズ)  


江戸の空気をはらんだ浮世絵の世界を、21世紀に。

そんなデザインコンセプトのもと、洋の東西を問わないモチーフを自在に取り入れつつ手で描かれる伸びやかな物語。

日本が誇る匠の技を通して、プレイオンワーズの製品一つ一つから紡ぎだされます。

 



 


crazy textiles

 

「可愛くて、狂った」をテーマに、日本の伝統染色技法注染を使って、布を染めています。

 

 

気音間(宮本株式会社)


「気音間」とは、日本人の美意識の根底を支える3つの要素のことです。美しい気配、美しい音色、美しい間合い・・・注染手拭に3つの要素を描き、日本の良さを世界に広めていきたいと考えます。

 

 


手ぬぐい・りんりん

 

手ぬぐいを通して、日本らしい持続可能な暮らし方を提案したい。 自分が暮らす葉山の柄と、クスッと笑える大人柄をシリーズ展開。 一枚の手ぬぐいからひろがるご縁を大切に、おおらかで平和な世の中になりますように。


 


tenu(てぬ)


ただの手ぬぐい好き。地元の静岡県をテーマにした「言わないと分からないおみやげ手ぬぐい」や、クリエイターとのコラボ手ぬぐいを、手ぬぐいzine「tenu」と共に制作しています。


 

にじゆら(ナカニ株式会社)

 

手ぬぐいや、浴衣の染色方法として知られる"注染"工場として1966年に誕生したナカニ。 

2008年より工場直営ブランド"にじゆら"を展開し注染を後世に残すため工場自ら 

発信を行っています。関西4店舗、東京1店舗直営店を展開。 


 


とことわ

 

『とことわ』とは「常。永久に変わらないこと」を意味します。古くから受け継がれて来た誇るべき日本の文化として、いつの時代にも変わらず日本人の生活の場には手ぬぐいがあり続けてほしいと願い、注染手ぬぐいの制作を行っています。


 

あひろ屋

 

2001年にウェブショップとして開店。手ぬぐい、風呂敷、和雑貨を販売しています。手ぬぐいのデザインはオリジナル、染めは職人さんにお願いしています。暮らしに寄り添えるようなモノづくりを続けていきたいです。

 

 



みはに工房


型染本来の良さを失わないよう、美しい布を作りたいと心がけています。作品は、個展を中心に発表しています。

 

zucu(ズク)


2012 年10 月にzucu は始まりました。

現代の生活に合うデザイン心がけ、今までにない新しいイメージの手ぬぐいをつくる事を目指し活動しています。

 

 

黒猫舎(くろねこしゃ)


ハンカチの様にデイリーで気軽に持てる手ぬぐいを目指して

デザイン作成しています。

普段は東京近郊の手作り市などのイベントに参加。

その他手ぬぐい愛好者の裾野を広げるべく手作り市以外の

イベントにも進出中です。


 


なな梅


注染によるてぬぐいの制作、いろいろな布地で風呂敷の制作をしています。生活の道具として1枚の布をあれやこれやに使う知恵と文化の掘り起こしをテーマに、日々、布に包まっています。



 

TOCHITENU(株式会社スタジオ・ワット)


"TOCHITENU"食品が7割を占めるお土産の市場。

身近でずっと使えるもので、旅先を思い出すきっかけを増やしたい。

使うごとに手ぬぐいと旅先へ愛着を。

またあの土地に行きたくなる、地元の手ぬぐいつくりました。

 

 

近藤祥子


ギフトとしてお渡しする手ぬぐいの説明書のイラスト担当

 

女子美術大学芸術学部造形計画専攻グラフィックデザインコース卒業後、専門学校の広報部、印刷会社のデザイン部、大道具・舞台製作会社の出力オペレーター、女子美術大学デザイン学科研究室助手を経て、現在イラストレーターとして活動中。


手ぬぐいの中身:御応募


海外の方へ贈る、手ぬぐいの中身を協賛で募集しております。

和のアイテム(和菓子、箸、皿、お守り、足袋下、インスタントフード・・・)を協賛してくださる方は、下記までご連絡を頂ければ幸いです。御相談のみでも結構です。

自転車移動となるため、陶器など、重いものは運ぶ事ができません。

軽くて、丈夫で、価値のあるもの。数はひとつから応募OKです。

 

京都へ発送 → 海外で林が受け取る → 現地の方へお贈りします。

手ぬぐいの中身はコチラのページにて御紹介していきます。

 

何卒、よろしくお願いいたします!

 

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