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-第三十九回-

 

*India_『Recommendations...#A』* 


 

オシャレに敏感な読者の方へ

 

いつか来るであろうインド菓子の流行を先取りしてもらうべく

 

今回から数回に渡りインドのマニアックなお菓子をご紹介していこうと思う

 

そこのマカロンを片手にメイクに勤しむお姉さん

 

もうマカロンの時代じゃありません

 

"パンケーキなう"な女子

 

先を見ましょう

 

ナタデココを探している主婦

 

早く付いて来てください

 

そう、流行は刻一刻と変化しているのです

 

さぁ、いつくるか分からないブームに備えて

 

インド菓子の世界をどうぞ

 

 

インドのお菓子はミルクから作られるものが多く

 

卵を使わないものがほとんど

 

それに日本と同じように豆を使ったお菓子も多い

 

トップの白いお菓子は"ラスマライ"(手前)、"ラスグッラ"(奥)

 

カッテージチーズを丸めたモノがシロップに浸かっている

 

"ラスマライ"はピスタチオで飾られ、サフランとカルダモンの香るクロテッドクリームに浸っている

 

 

知らない単語が出てくるかもしれないけど

 

新しいファッション用語だと思って聞いて頂ければいいです

 

 

写真左の"チャムチャム"も似たようなもの

 

黄色いのはサフランの仕業

 

右奥は"ドライフルーツのラドゥ"

 

ドライフルーツをギーと合わせて丸めたもの

 

ゴリゴリのナッツが引っ付いている

 

右手前は"モングダルバルフィ"

 

緑豆+ギー+マヴァ

 

奥のチャイは

 

 生姜とカルダモンの香り

 

 

こちら、マヴァを作っているところ

 

インド菓子の基本となるのがこのマヴァ

 

ミルクをひたすら煮詰めて残った個体のミルクをそういう

 

それとは別にミルクにレモンジュースを加えて分離させたチェーナー(=カッテージチーズ)

 

もインド菓子によく使われる

 

※マヴァはコアとも呼ばれます(時代に付いて来てください)

  

 

"グラブジャムーン"

 

シロップに浸るツートーンの水玉

 

これもマヴァ

 

揚げマヴァ

 

 

とあるラッスィー専門店

 

水分を切ったカード(ヨーグルト的なもの)に砂糖、サフラン、カルダモンが

 

ここのは素晴らしかった

 

 

そのラッスイー屋の"ベサン ピニ"

 

ひよこ豆粉(ベサン)を使ったお菓子

 

ラッスィー同様、サフランとカルダモンの香り

 

 

"パティサ"

 

豆の粉で出来た綿飴を押し固めたような

 

 

"ベサン バルフィ"

 

インド版豆落雁

 

といってもギーたっぷりでしっとり

 

インド育ちのしっぽりきな子

 

 

"ベサン ピーニ"

 

豆菓子はまだまだ続く

 

基本ヨーロッパでは豆菓子が存在しない

 

外国で日本と通ずる香りがするのは新鮮

 

 

"イマルティ"

 

10歳になる娘のバースデーケーキだそう

 

これにロウソク挿すのかな

 

 

バースデーケーキ一個頂いた

 

これはレンズ豆の粉から作られている

 

液状の豆生地を油に絞り入れて揚げ、シロップ漬け

 

 

 

路上で見つけた棒の刺さった何か

 

 

 

引き抜くとインド版のアイス"クルフィ"

 

一般的なアイスクリームとは違い、ミルクを煮詰めて作る

 

卵も入れないし、泡立てたりもしない

 

マヴァを入れる事もある

 

 

壷入り"マトカクルフィ"

 

サフランとカルダモンとピスタチオ

 

贅沢

 

 

"キール"

 

インドのライスプディング

 

カルダモンが効いている

 

ヨーロッパのものより爽やかで好き

 

レーズン、アーモンド入り

 

 

さて、今回のブログはここまで

 

30年以内にどれか流行る事でしょう(先読みすぎ)

 

次回もとことんマニアックなインド菓子の世界をお届けします

 

いつの日か来るインド菓子ブームに備えて