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-第三十八回-

 

*India_『Life』* 


 

一週間程前、飛行機でインドの首都、デリーへ渡った


二ヶ月間過ごした中央アジアのどこまでも続く大自然から一転、


このナマステを越えれば、人々が喧騒の中暮らしている


インド菓子はさて置き、今回はインドの暮らしをご紹介しよう

 

 

 

周知の通りインドには桁違いの人々が暮らしている


広い道路にも関わらず、常に道路は渋滞しているし


インド人の性格も相まってクラクションは鳴り止まない


東京のラッシュアワーのような、押し潰される程の満員電車がここにもあり


スーツのサラリーマンの代わりにインド人の濃い髭が並んでいる


メトロの入り口には全て検問所がありそのゲートを潜る為に長蛇の列に十分程待たされる事もある


人気のお菓子屋へ行けばショーケースさえ人で見えないし、写真を撮る余地は無い


全く雑然とした街だ

 

 

インドのパン、ナンやロティを焼くおじさん


インドではこのように台の上で作業するおじさんが多い


生地を延ばすおじさんや揚げ物担当のおじさん、


カット担当のおじさんや賑やかし担当のおじさん、


おじさんを見つめるおじさん、おじさんに嫉妬するおじさん...


これがインドのレストランの風景

 

 

インド人の友達とレストランへ行ったが出されたグラスは使わなかった


彼らはこういう所でしっかり身体の管理をしている


インドの衛生環境の悪さはなめてかかってはいけないようだ

 

 

 

タバコ屋や路上で何かの葉っぱに何かを塗って何かをブレンドさせたものを頂いた

 

 

 

なんだか酸っぱくて、甘くて、辛くて、スーッと鼻に抜けるそんな味


あと、愛おしくもちょっぴり切ない味

 

 

旧デリーで渋滞中の自転車タクシー"リキシャ"


安くて便利だが、この状況に陥るとむしろ歩いた方が早い


街の移動にはバイクタクシー"オートリキシャ"もかなり重宝している


どちらも値段は交渉なのでスキルを必要とする

 

 

充電されるヒト


こんなキレイでハイテクな電車は一年前に居たドイツ以来だ


しかし、一歩外へでれば雑多で清潔感の無いインドの街が広がっている

 

 

ガンジス河の水を運ぶ集団"カヴァリア"


夏になるとガンジス河から自宅まで歩きながら水を運ぶ習慣があるそう


肩に担いでいる水は地面に置いてはいけないらしい


夜になると彼らは大音量の音楽をかけて騒いでいる


なんだかよくわからないオレンジの集団

 

 

立ち食いの安い定食屋にて


この量(二人分)で150円くらい


謎の店でも人の集まっている店は間違いない


日本の高級インド料理店も顔負けするくらい美味い


アルミの皿と辺りに群がるインド人が良い味を出してくるのだ


また、500円も出せば立派な店で食事する事もできる


この数百円の差がインド人にとっては大きな壁なのだ


無論、月一万円生活をしている私にとっても立派な壁だ

 

 

可愛い女の子


どのような生活をしているのかは分からないが


どの子供たちもカメラに寄って来ては良い顔をしてくれる

 

 

とある町の光景


これにはショックを受けた


ヒンドゥーの神的な存在である牛は何の迷いも無くゴミを食べていた


私の知っている牛は自然の中で牧草を食べながら悠々と過ごしているはずだった


ゴミの固まりに群がる十数頭の牛の群れも見た


インド人は神に何を食わしてんだ

 

 

食器を洗う少年


これがインドの日常の風景


勿論この水も飲めるようなものではない


お腹を壊すかどうかのも運次第だろう

 

 

そして、私はこれで見事にお腹を壊した


生のフルーツが悪かったのか


シェフのトイレでお尻を拭いた手でカットされたのか


原因は分からないが間違いなくこの逸品のせい

 

 

未殺菌のミルクを売るおじさん


これは凶器と化すだろう

 

 

 

後半はちょっぴり過酷なインドの現実でしたが


今、私のデリー滞在はそんな光景とはまるで別の空間で過ごしている


ジョージア(グルジア)で友達になったインド人が八月に休暇でインドに戻る事になり

 

この時期にインドへ行く事に決めた


デリー滞在中は彼の家に泊まらせてもらっているのだが、


何から何までお手伝いさんがやってくれるような邸宅だ


そんな中にいると街に溢れる物乞いの生活とのギャップが気持ち悪くなる

 

快適そのものなのだが

 

 

インドに来てから毎日三食スパイシー

 

それに加え、新たな甘ーーいインド菓子に翻弄される日々が続いている


予想以上に種類が豊富なのでこの二ヶ月は胃が忙しくなりそうだ


次回からはインド菓子を少しずつ紹介していこう


この国を経つ頃にはインド人みたくぽっこりお腹と、濃い髭を蓄えている事だろう

 

ナマステ